どうも、こうへいです。
今回は、Google, Yahoo, Bing などの検索エンジンでWebページを上位表示させる方法を教えます!
サクッと説明したいところですが、Google等の検索エンジンでWebページを上位表示させるためにはまず、検索エンジンがWebページをインデックスする仕組みを理解しなければなりません。
この記事は長いので、結論を先に知りたい方はこちら。
検索エンジンがWebページをインデックスする仕組み
Google等の検索エンジンがWebページをインデックスするにはまず、検索エンジンのページ旋回ボットが、インターネット上に公開されているWebページの存在を確認して、そのページがインデックス可能な状態かどうかを調べます。
ページ旋回ボットにより、ページがインデックスが可能な状態だとわかれば、検索エンジンに登録(インデックス)されます。
なお、ページがインデックス可能な状態とは何か?について詳しくは以下の記事をご覧ください。
旋回ボットがページを見つける方法
検索エンジンの旋回ボットがページを見つける方法は2つあります。
1つは、Webページ内のリンクを辿る方法です。
この方法は、既にGoogle等の検索エンジンにインデックスされているページ内に貼り付けてあるリンクを辿って、検索エンジンの旋回ボットが新しいページを見つけます。
つまり、全くの新規でドメインを取得してブログなどを始める場合は、この方法だと旋回ボットがページを見つけることができないので検索エンジンにインデックスされません。
なので既に検索エンジンにインデックス済みのページからリンクを貼る、または貼ってもらうことで、旋回ボットにページの存在を知らせることができます。
もうひとつの方法は、Google Search Console という、GoogleのWebサイト運営者のためのツールを使って、作成したページを自ら検索エンジンに知らせる方法です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検索エンジンがWebページをインデックスする仕組みが分かったら次は、インターネット上のWebページのリンク構造について理解しましょう。
Webページのリンク構造について
旋回ボットがページを見つける方法 の項で説明したように、検索エンジンのページ旋回ボットは、Webページ内のリンクを辿って新しいページを見つけます。
つまり、検索エンジンのページ旋回ボットは、ブログ記事などの本文中のテキストを上から順番に解読していき、文脈や意味を理解しながら、リンクを見つけたら、そのリンク先のページの内容も同じように解読していき、またリンクを見つけたらリンク先ページを解読していきます。
すると、たったひとつの記事(コンテンツ)から始まって、記事内のリンクを辿ることで関連性のあるコンテンツを読むことができ、さらにそのコンテンツの中のリンクを辿ることでさらに深い(濃い)情報を得ることができます。
これがまさに、インターネット上のWebサイトが情報収集に優れている最大の理由だと思います。
つまり、このWebページのリンク構造を理解して、ページ同士をうまくリンクし合うことで、深みのある濃い情報を発信することができます。
SEO的に言うと、「内部リンクの最適化」部分です。
この「内部リンクの最適化」に加え、検索エンジンでページを上位表示してもらうには、記事やコンテンツを書く際に、記事やコンテンツを見てくれるユーザーにとって有益となる情報を丁寧に書いて発信することが大切です。
ユーザーにとって有益な情報を発信しよう
では、ユーザーにとって有益な情報とはいったいなんでしょうか?また、そのような有益な情報をどうやって書けばよいかについて説明します。
有益な情報とは
有益な情報といっても人によって様々ですよね。
僕みたいに、Webのことが好きなら、Webに関する技術的な情報やWebマーケティングのノウハウがまとまった情報を有益だと感じますが、Web関係に興味がない人からしたら何の役にも立ちません。
旅行や観光が好きな人にしてみれば次のような記事が有益かもしれません。
しかしよく考えてみてください。
Webページに訪れる時って、Googleなどの検索エンジンの検索窓に検索したいキーワードを入力して自ら能動的に検索しますよね?
つまりそれって、自分が知りたい情報の一覧が載った検索結果が画面に表示されますね。
ということは、「検索した人が知りたい情報」が有益な情報ということです。
そんなものを全部端から端まで網羅して書くのは普通に考えて不可能です。
では、検索ユーザーにとって有益な情報を書いて発信する方法を説明します。
有益な情報の書き方
その1. 自分が好きな分野の情報を自分で書くべし。
当たり前ですが、自分が知らない分野のことは記事などを書けるはずもありません。
よって、情報量が非常に少なくなってしまい、記事などのコンテンツを作っても薄っぺらい内容になってしまいます。
これは一番重要なポイントです!
そもそも検索エンジンが上位表示するサイトやページは、必ず「濃い情報」や「専門的な情報」が網羅されているページです。
つまりは「情報量」です。
そのような情報は、それについて熱く語れるくらいの情熱がある人でないと書けませんし、他人に頼んでも無理やり捻り出すようなものであっては情報の質は低いのではないでしょうか。
あとこれも当たり前ですが、誰も書いていないような内容であれば競合がいないので余裕で上位表示可能です。
だから自分が好きな事を自分で書きましょう!
その2. 知ってる情報は1〜10まで全部書くべし。
その1でも述べましたが、検索エンジンでの上位表示のポイントは「情報量」と、その情報の網羅性です。
情報量とは何かと申しますと、記事の文字数でもなくキーワードの数でもなく、要は「知りたい人」が「知りたい事」です。
それを伝えるには、例えば第1章から第10章まである物語を語るのに第7章だけ語っても、「知りたい人」には一部分しか伝わらないよって事です。
つまり、情報を網羅するには相手が幼稚園児でも分かるようなくらいに丁寧に1〜10まで全部書けばOKです。
そのようにする事でGoogleなどの検索エンジンが目指している、「世の中のすべてを検索可能にする」という目標や、検索する人にとって本当に必要な検索結果を表示させるという事に貢献できるのではないでしょうか。
結果的にそれが検索する人にとって有益となり、「ユーザー目線」に近づけると思われます。
なのでSEOで上位表示したいなら検索エンジンが目指す方向に同調すればよいと思います。
その3. 嘘は書くべからず。
当然ですが、嘘なんて書いても誰の得にもならないので、検索エンジンで上位表示したいが為に嘘を書いても上位表示はされません。
検索エンジンのページ旋回ロボットが間違えて一時的に検索結果に表示したとしても、上位表示されるどころか逆にスパム扱いされてそのうち順位は落ちるでしょう!
まぁでも例外もあって、その情報を書いているページが炎上とかして人が一気にたくさん人が来たら上位表示される事もあるかもしれませんが、リスクの方が大きいのではないでしょうか。
その4. 記事や商品のタイトルに気を使え!
これはよく言われることで周知の事実ですよね?
しかーし!
意外とみんなできてないんですよ。
まだブロガーさんとかで記事を毎日書いてるような人はできてるんでしょうが、これが企業のホームページのタイトルやECサイトの商品ページなどのタイトルになるともう全滅ですねw
たぶんほとんどのサイトやページでできてないので、今やったら一人勝ちできるかも( ^ω^ )?
前置きが長くなりましたが、具体的に言いますね!
「美味しく炊ける炊飯器」とかで検索… そもそもレビュー記事や体験記事ばっかりで商品ページすら出てこない。
なぜ出てこないのか分かりますか?
- メーカー名 炊飯ジャー 型番 店名
とか、こんなタイトルしか付けてないんじゃないですか?
そうじゃなくて、
- 【2019年新製品】美味しく炊ける炊飯器をセール中 4,800円
こんな風にしてはいかがでしょうか?
見違えましたね!
これだけでタイトルに目がとまり、検索結果をクリックする人が増えて結果的に上位表示されやすくなりますよ!
検索エンジンが目指す方向性に同調させよう
当たり前ですが、GoogleやBing等の検索エンジンが向かう方向性に同調したら検索順位が上がりそうですよね。
例えば以下のような対策があります。
Googleが勧める構造化マークアップ
これは、WebページはHTMLというマークアップ言語で書かれているのですが、GoogleBotなど検索エンジンのページ旋回ロボットがページの内容をより深く理解できるように、HTMLのこの部分が商品のタイトルで、この部分がその商品の価格で…などを検索エンジンBotが理解しやすいようにマークアップして教えてあげる手法です。
これをやるとどうなるのかというと、Googleのサーチコンソールと呼ばれる、自サイトのインデックス登録やランキングに関する詳細なデータを見れるツールの中で説明されているように、検索結果にリッチスニペットを表示させて、自分のページを目立たせることができるようになります。
例えば僕が管理しているECサイトのページの検索結果の例がこちら↓

このように検索結果が目立つようになるので、クリック率が上がり、結果的に上位表示されやすくもなります。
※リッチスニペットが表示されるかどうかはGoogleの判断のようです。
例えばこの施策により、LoveYouのサイトではクリック率が上がって検索順位も上がったと思います。
なるべくページ表示速度を上げる
こちらも個人的にはサイトリニューアルを実施して体感できたSEO術です。
具体的にやったことは以下です。
- 今までサーバーサイドでレンダリングしていたページコンテンツを静的なコードに変更した。
- CDN化し、キャッシュもさせることでページ表示速度を大幅に上げた。
- ソースコードを圧縮してダウンロードされるリソース容量を削減した。
- 画像も圧縮
- SPA化する事でユーザーエクスペリエンスを向上させた。
- Google推奨のPWAに対応した。
これらにより、サイトに訪れるユーザーのページ表示の待ち時間が減ったことによる離脱率の減少や、滞在時間のアップなどによりページ閲覧数なども増えたため、これも結果的に検索順位アップに繋がっているはずです。
また、PageSpeed Insights – Google Developersという、ページの表示スピードを測って評価できるGoogleのサイトがあるのですが、そこのリンクに下記の記事を見つけました。
こちらの記事(英語)には、はっきりと「Using page speed in mobile search ranking」と書かれています。日本語訳は「モバイル検索ランキングでページスピードを使用する」です。
モバイルファーストなページにする
こちらもだいぶ前からGoogleさんが言ってましたが、
2018年3月27日火曜日 本日、Google は 1 年半の慎重な実験とテストの結果、モバイル ファースト インデックスのベストプラクティスに準拠したサイトの移行を開始したことを発表します。
記事中… Google ではモバイル フレンドリーなコンテンツを引き続き推奨しています。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html?m=1
と、検索エンジンのGoogleが公式にモバイルフレンドリーなコンテンツを推奨しています。
この記事中にも下記のようにスピード面の表記もありました。
モバイル インデックスを、より広範に展開します。 この方法でインデックスされたとしても、ランキング優位性はなく、モバイル フレンドリーの評価とは独立して動作します。
モバイル フレンドリーなコンテンツは、モバイル検索結果の成果を上げる方法を検討しているウェブマスターにとって役立ちます。
コンテンツを高速に読み込むことは、モバイルとデスクトップ両方のユーザーにとってより良い成果を上げる方法を検討しているウェブマスターにとっては、依然として役立ちます。
いつものように、ランキングには多くの要素を使用します。 他の多くの信号が最も関連性の高いコンテンツであると判断した場合は、モバイルフレンドリーでないコンテンツや、読み込みが遅いコンテンツをユーザーに表示することがあります。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html?m=1
このような背景から僕が実施して上位表示の体感を得られた事は以下です。 これも、ユーザー体験の向上により、間接的に良くなったところが大きいかと考えています。
- レスポンシブデザインによりモバイルやタブレット、デスクトップ等にそれぞれ画面を最適化。
- SPA化し、UIをアプリ風にする事でUXを向上させた。
- ビューポートに応じてページロード時に読み込む画像のサイズを最適化した。
このように検索エンジンが目指す方向性に同調させることも少しは、Webページの上位表示の要因かと思います。
結論
Google等の検索エンジンでページを上位表示してもらうには、「検索した人が知りたい有益な情報」を、Webページのリンク構造について理解した上で「内部リンクの最適化」を行い、検索エンジンが目指す方向性に同調させるようにすると良い◎
以上です!お試しあれ〜